甲状腺 全摘出 後遺症

甲状腺を全摘出した場合の後遺症への対処などについて

甲状腺がんが進行すると、甲状腺を全摘出しなければいけないことがあります。
がんの進行の程度によっては、甲状腺の一部や片側を摘出するだけで済みます。
全摘出した場合、後遺症は免れないです。
全摘出をした場合の後遺症として、甲状腺機能低下症になります。
基礎代謝が低下して、太りやすくなるとか疲れやすくなるとか便秘しやすくなるといった症状が現れます。
甲状腺機能低下症以外の後遺症としては、全摘出で必要に応じて周囲の器官や組織にメスを入れることに伴う後遺症が起こる可能性があります。
例えば悪性腫瘍が反回神経に接した場合などに、左右に2本通っている反回神経の1本を切ると声がしゃがれるという後遺症が起こります。
しかし全摘出せずに放置することに比べれば、後遺症が出ても状態はかなり良くなります。
生涯にわたってホルモン剤を服用することで、後遺症によって日常生活に支障をきたすことがなくなります。
また、全摘出しなくても一部だけ摘出すれば済む場合は、ホルモンの分泌量を適正化して薬を飲まなくても良いことがあります。

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がんが周りに広がって切除する範囲が広い場合には、副甲状腺を傷つける場合があります。
体内のカルシウムを調節するという働きをするホルモンが、ここから分泌されます。
したがってこの部分を全摘出するとカルシウム不足が起こりやすくなって、手足がしびれるといった症状が現れます。
そういった場合には、カルシウム製剤を服用しなければいけません。
さらに、カルシウムの吸収を促進する働きのあるビタミンD製剤を服用した方が良いです。
甲状腺の手術は、可能な限り神経を傷つけないように行われます。
周りの神経や組織に少しでも刺激が加わると、機能が低下することがあります。
したがって、経験豊富な執刀医に行ってもらうことが大切です。
若いなどで経験が少ない執刀医の場合には、ベテランの医師から適切な指示を受けて手術を行う必要があります。
したがって、手術への体制が整っている病院を選ぶことが大切です。
病院によっては症例数がホームページに公開されているので、そのような情報を参考にするのが良いです。